2002年8月24日
夏の終わりのある日、木崎湖に行ってみたいという衝動にかられた。
そう、TVアニメ「おねがい*ティーチャー」の舞台になった場所である。といってもBS(WOWWOW)なので、本放送では見ることどころか存在自体知らなかった。
アニメの聖地巡礼は、かつて山形県尾花沢市の銀山温泉(ラブひな)以来である。
その前にこのアニメに陶酔(wしていった経緯を語ってみる・・・。
ある日、秋葉原に行ったときに、同行していた友人と石丸ソフト館に行って「望月久代」のCDを予約しに寄ったときのこと。
何気に店内を見ていたら、そのとき新発売のソフトが「おねがいティーチャー」だった。
何ですか? このB級AVみたいなタイトルは・・・。
そのときはそれで終わった。そんなアニメと「風見みずほ」というキャラがあるという認識にとどまった。
ところがまたある日アニメイトに行ったときに発売されていたドラマCD・・・
「みずほ先生のはちみつ授業」
興味本位に買ってしまったのが間違いだった。タイトルも卑猥だと思ったがCDのしょっぱなから井上喜久子の艶のある声で・・・
「いらっしゃい、風見みずほ先生の秘密の教室へようこそ。先生の個人授業は・・・(以下略)」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「な、なんじゃこりゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
その後の行動はソフトやグッズ・同人誌の購入にとどまらず、舞台になった木崎湖へ行くまでに至ったということは言うまでもない。
新宿から「アルプス」に乗って信濃大町に行く。
事前に作品にでてきた海ノ口駅は大糸線にある駅だということは調査済だったからだ。
信濃大町から快速だと止まらないので始発の南小谷行き普通列車に乗る。
稲尾を出たときに稲尾踏切そばの看板を見て感動する。そして海ノ口に着いた。
降りたのは自分だけだった。
まさにアニメのまんま・・・第一印象はそんな感じだった。
しかも棚にはノートが置いてあり、巡礼者がそれぞれ記帳していた。自分も記帳した。
駅を出て、散歩がてら木崎湖を散策する。
一津踏切にまた感動し、まだこの時間は「Yショップ ニシ」は空いてなかった。
したがってローソン大町木崎店まで歩くしかなかった。
先ほど車内から見た稲尾踏切そばの看板を撮影し、木崎湖沿いに歩く。
星湖亭横の公園にまた感動。ローソンで朝食を調達。
キャンプ場に行ってまた感動。しかし桟橋はあちこち朽ちていて板がなかったりして危険だった。
今度は湖の西側を散策する。西側は時折車が通過する程度しかなく、東側の国道を歩くより安全だ。
小熊山からパラグライダーが飛んできている。着陸地点付近でうろうろしてしまったので危うく自分は着陸の邪魔するところだった。
海ノ口駅に戻ってきた。「Yショップ ニシ」は空いていたので飲み物などを調達した。
一旦木崎湖を離れ、下り列車で南小谷を目指す。
南小谷駅前の「ラーメン大学」で昼食。隣が農協直営のスーパーだったので寄ってみた。
上り列車で白馬で途中下車。白馬駅から離れたところに「ふくろうの湯」があったので入る。
今夜は「ちくま」でまた車中泊になるのであまり汗をかいていないとはいえ、風呂は入っておかねばならない。
また海ノ口駅に戻ってきた。もう既に日が暮れてきている。
またいつこれるか分からないので終電まで粘った。どうせ今夜は「ちくま」で名古屋へ向かう予定だ。
19時ごろ夕立があった。山の天気は変わりやすい典型的な例だ。
松本行きの終電で松本に向かう。
松本駅前の「CoCo壱番屋」でカレーを食べる。
舞台になった学校を目指す。しかしとんでもないミスをした。
松本市内の学校の史跡といったら「旧開智学校」を連想した。
しかし実際にモデルになったのは「旧開智学校」ではなく「あがたの森公園公民館」だったのだった。
方向を誤り、時間の都合もあるので「旧開智学校」の近くで展望台がある「城山公園」に行ってみる。
坂が急でとてもきつい。しかも先ほどカレーをたらふく食べた後だからなおさらである。
せっかく着いたものの、展望台には既に先客がいた。展望台には登らずに後にした。
松本駅に戻り、「ちくま」に乗り、名古屋に行く。
廃止の噂が出ている近鉄北勢線に乗るためだ。